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漆の艶について

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【写真上より艶高・半艶消し・艶消し】
一般的に塗り物は使えば使うほどに強くなり、艶も増すといわれますが、これにだまされて高額の漆器を買い求め、納得のいかない結果になり、不愉快なおもいをされたご相談が多々寄せられます。この背景には、塗り物は歴史的に製造者と販売者が分かれており、製造現場ではあくまでも職人視点での上質を追求し、販売店では良い物としてのあらゆる付加価値を売りに繋げようとするあまり、本質的な説明より売り込む歌い文句が先行し、消費者にも高くて良い物とのとして認識が定着したようです。今後漆器を買い求める場合、艶の選び方にもある程度の知識を持って選ばれた方が、後々後悔することはないでしょう。塗り物の艶は大きく分けて3種類に分類されます。

@艶高の場合行為に呂色の技法を使い艶を上げた物は使い込むことによりいずれは艶がなくなります。ただし漆そのものが艶の高い物で塗りあげた物は長く艶を保ちます。また艶のあるものは綺麗にしておこうという意識が働き、強くふきあげることで、汚れが付着せず常に艶やかな状態となります。注意(艶の高い塗りは上塗りの高度な技術が必要とされ、工房に要確認が必要となります)

A半艶消しは漆器業界の中でこれまで一番多く生産されてきた塗り艶です。落ち着いた艶であることから一般的に好まれますが、使い込むにしたがって白くなり最初の賓とは程遠い結果となります。注意(かなりの意識をもつて手入れをしないと、使えば使うほど艶が増すという結果とはなりません)

B艶消しは最初はマットな感じでいかにも重厚に感じますが、汚れが目立たちにくくつい手入れがおろそかになり、使うほどに汚れが蓄積され無残な結末となります。注意(塗りの技術としては容易であり、クラフト的な物に多くみられます)以上の
3点をしっかりと工房に確認をし求めていくことが、より漆の持つ本質を楽しむこととなります。不明な点はお問い合わせください。

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