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蒔絵とは

蒔絵とは
天然漆で塗りあげた表面に筆に漆を付け模様を描き、乾かないうちに金粉、銀粉等を蒔き硬化した後磨きあげる技法。
ち密な作業を繰り返すことにより、塗り物をより豪華な逸品に仕上げる。
近年金粉の高騰により(10年前と比べ3.5倍)わずかな面積の絵柄を描いても、塗り物本体より高くなる場合がある。
しかしながら湿度の高い日本ならではの風土の中で発展した技法は、漆芸の中でもっとも魅力的である。
 
主な技法

■研出蒔絵(とぎだしまきえ)
金粉や銀粉を蒔いた後に、器面全体に漆を塗りかぶせ、乾燥後に木炭で漆を研磨して下の蒔絵層を出す技法。研磨した後には、器の表面は平滑になる。正倉院宝物の金銀鈿荘唐大刀に見られる「末金鏤作」も研出蒔絵である。金銀粉の精製技術が未発達で、粉の粒子が荒かった平安時代までは、この技法が蒔絵の主流であった。

■平蒔絵(ひらまきえ)
漆で文様を描き、金銀粉を蒔いた後に、文様の部分だけに摺り漆をして研磨したもの。器面全体を漆で塗り込めない点が研出蒔絵と異なる。この技法は平安時代後期から現われ、桃山時代の高台寺蒔絵などは平蒔絵が主たる技法となっている。

■高蒔絵(たかまきえ)
文様部分の漆を盛り上げて浮き彫り状に表現したもの。

■肉合蒔絵(ししあいまきえ)
高蒔絵と研出蒔絵を合わせた技法。文様の一部を浮き彫り状に盛り上げた上で、器面全体に漆を塗りかぶせ、木炭で研ぎ出す。研出蒔絵と異なり、研磨後、器の表面は平滑にならない。

■卵殻蒔絵(らんかくまきえ)
色漆の中でも白色の漆は、蒔絵 中でも研出蒔絵等で使う場合、乾燥硬度が伴う白さが出せる色漆が現在でも困難で、白色の蒔絵の表現には、代わりとして卵殻の白色を用いる。卵殻(卵のカラ)を割り螺鈿の様に漆面に貼り、金銀粉と共に蒔絵に使う。模様に主として卵殻を多く使う蒔絵を卵殻蒔絵という。卵には、薄く繊細な表現に向いているためウズラの卵の殻をよく使用する。

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